嫁とは小学以前からの付き合いだが、嫁は他の女の子とは違っておままごとよりもサッカーや野球、アニメもセーラームーンよりもドラゴンボールといった具合に男ものの方が好きだった。 だから髪も短く服装もスカートではなくズボンだったから近所の人のなかには中学になって髪を伸ばしはじめて制服を着るまで本気で男の娘だと思ってた人もいた。 小学高学年からどんどん女らしくなっていき、中学一年の終わりには学校一の美少女とか学園のアイドル扱いされ、卒業式の日にはサッカー部のイケメンストライカーやテニス部の王子様など多くの卒業生に告白されては全員振ったという伝説を築いた。 なお俺は嫁と幼なじみという話がどこからか知られたのか、嫁を紹介してくれと見ず知らずの奴等に頼まれる事が多くなった。他にも同中に幼なじみの奴が居たはずだけど、そいつらは全員嫁とは疎遠になっていた。 で中二になった頃の頭に嫁に玉砕覚悟で告ったらおk貰えた。 でも図体に見会わずチキンハートだった俺は学校中の男子の大半が嫉妬団になるのを恐れて周囲には完全に秘密で付き合いだした。 月一間隔でデートしたが、噂に聞いていた費用は全て男持ちではなく嫁は割勘派だった。むしろお土産や誕生日プレゼント以外は受け取らず、奢ろうとしたら怒られた。 ちなみにデート地元以外でしていたがそれでも目撃された事はあったか容姿が不釣り合いだったため荷物持ち要因兼ボディーガードにしか見られなかったらしい。 その後も嫁は学校内外問わず告られては一人一人丁重にお断りしていたのだがある日ラブレターで人気のない場所に呼び出して襲って無理矢理モノにしようとしたガラの悪いDQNがいた。 最もDQNは油断しきっていたところを金的一撃。倒れたところを更にぼこぼこにしてから職員室に逃げ込み難を逃れたそうな。 DQN自体今まで問題行動しか起こしてないため全面的に嫁が信じられ多少過剰防衛ではあるが訴えられる事もなかった。 最もそれ以降は告白現場にボディーガードとして立ち会うことになった。優越感と心配を胸に。 しかしいま考えると相手の彼氏立ち合のもと告白させられるなんてどういう罰ゲームだよwwww 中学最大の修羅場(未遂)が卒業後の打ち上げでのこと。 俺は近隣の高校へ進学、嫁は少し離れたところの女子高へ進学することがきまっていた。 打ち上げが終盤に差し掛かった頃、俺の背中を突つく指が。そこにいたのは仲のいいダチ。 ダチ「おい、もう少ししたら騒ぎを起こすからそうしたら嫁を連れて逃げろ」 俺「え、何で?」 ダチ「いいから、理由は後でメールする。じゃあな」 そう言うとダチは人ごみの中に消えていった。[…]
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