義兄嫁「私さん、まだ堕ろせるよね?迷惑だから堕ろしてよ」夫「んなことできるか!ふざけんな!!」→ すると、なんと義兄嫁の身に・・・

「元・嫁同士」の話なんだけど。

私が初めての子を妊娠して夫実家に報告した時、実はその半月前に義兄嫁も妊娠してた。
義兄嫁も初めての妊娠で、翌月のGWにみんなが集まったときに
サプライズで発表するつもりで義兄にも黙ってるように言ってたらしい。
なのに後から妊娠した私が何も考えずに先に報告しちゃったものだから計画が狂っちゃったらしいんだ。

私たち夫婦より兄夫婦の方が2年先に結婚してたから
兄夫婦にとっても義父母にとっても待望の孫だったわけで、
そこらへん少しは配慮して家族計画立てろよ、気が利かない女だ、
ってなことを義兄嫁に言われた。(ほんとはもっと口汚い言い方だった)

そんなこと言われてもなぁ・・・と思いながら、なんとなくペコペコ謝っちゃった。

それだけなら私たち夫婦が黙って頭下げとけばよかったんだけど、GWにみんなが集まった時に、突然義兄嫁が

「私さん、まだ堕ろせるよね?」

って。

私だけじゃない、その場にいるみんなが固まった。

「どういう意味だ!」

と夫が険しい声で聞いた。

義兄も

「おまえ、何言い出してんだ?」

とかビックリしてた。

そしたら義兄嫁が言うには、

「ひとつの家に妊婦がふたり出ると片方が流れるって昔から言われてる。私の子は跡取り息子の子供だから流れるわけにはいかないから、私子さん堕ろしてよ」

って。

私、ただただビックリしちゃって思わず笑いながら

「やだ、お義兄嫁さんったら。そんな話聞いたことないもん。大丈夫だよ」

って言ったら

「笑いごとじゃないのよっ!」

ってビシッと言われて、それで夫が

「んなもん、出来るわけないだろ」

って一蹴。

義兄が突然立ち上がって、義兄嫁を引っ張って家に帰った。

せっかくみんな集まってごはん食べてたけど、なんとなくお開きになっちゃって
義母から

「気にしなさんな。元気な子を産むことだけ考えてればいいから」

って言ってくれて、そしたらなんか泣けてきた。

で、そんなことがあってしばらく経って、義兄嫁の子が流れちゃったんだ・・・。

言い伝えとかそんなの関係なくてたまたまだと思うけど、義兄嫁は私のせいだと思ったみたい。

義兄からは

「何度もやめろって言ったのに、まだ大丈夫とか言って自転車乗ってたからだ」

って聞いたけど、それが本当の原因なのかどうか分からない。

でもそんな話聞いて、うちの子は助かって良かったとか、そんなふうに思えるわけないじゃない。

なのにそれからずっと顔を合わせば

「流れたのがうちで良かったと思ってるでしょ」

とか言われて、一時私も変にナーバスになっちゃって、ちょっと早めに実家に帰らせてもらった。

で、なんとか無事に出産してしばらくして戻ったら、義兄夫婦離婚してた。
流産したあと、どうにも修復できないぐらい溝が出来てしまってらしい。
あまり詳しい話は聞いてないんだけど、夫も別れるなら早い方がいいと思ったって言ってた。

流産しちゃったことは同じ女として気の毒だったと思う。
だけど、夫にも話していない私の本音を言えば
初めての子を宿してから出産するまでの間、もっと幸せな気持ちで過ごしたかった。

二度と経験できない期間だったからこそ、そう思ってしまう。

「愛のコメント」

ひどい理屈ですね。