知らない赤ちゃんが父のバックからタバコを取り出して食べてた。パニックになっていると、ママさんが笑いながらゆっくり歩いて

高校時代のころ、父と図書館に行った。
席に座って夢中になって読んでたんだけど、
きゃ、という誰かの声でふと我に返った。
知らないヨチヨチ歩きの赤ちゃんが
父のバックの中から
タバコを出してモグモグしていた。

なぜか周囲に父はいなくって、
モグモグタバコ=赤ちゃんが死ぬ!
と思った私はパニック。

絶叫しながらタバコを取り上げたら図書館の職員が
「煩い!図書館で静かにできないなら出ていけ!」
とガン切れ。

「なら、貴方が赤ちゃん見てよ!誰、
この子の赤ちゃん誰!!」
と混乱のあまり意味不明な発言をしていると、
赤ちゃん私の大声にびっくりしたのか泣き出す。

(本当は、私の子じゃないですとか、
赤ちゃんのお母さんは誰ですかとか
赤ちゃんが死にそうとか言いたかったorz)

遠くに若いママさんたちの集団発見、
面白そうにこっちを見ている。

「赤ちゃんがタバコを!父のタバコを食べたんです!」
危機を訴えるも、反応が鈍い。
「えー、大げさー」
「それくらいで怒らなくてもー」
違う!怒ってるんじゃなくて慌てててるの!
「赤ちゃんがタバコを!?」
と、職員の人は、と顔色を変えてくれたものの、
「やだなーもう、このくらいの歳だと
何でも口にいれちゃうんだよねー」
とかふわふわ笑いながらしゃべって
ゆっくり歩いて近寄ってくるママさんを見て、
え、あれ?みたいな感じできょろきょろするだけ。

「大変だ!すぐに吐かせないと!」
と叫んでくれたのは知らないおばちゃんと
いつの間にか戻ってた父で、父が赤ちゃん抱えて、
おばちゃんも一緒にトイレまで走って
赤ちゃんの口に手を突っ込んで吐かせてくれた。
ママさんたち「ちょっと、どこに連れてくの!」
とか怒ってたけど、誰もかまわない。

オロオロついてきた私に、救急車を呼ぶように父が叫んで、
「大げさー」とか言ってたママさんたちびっくり。

あたふたしながら初めて119番に電話かけたら
図書館の人が隣から補足してくれたりなんなりして、
なんとか状況を伝えられました。

救急車が来るまでの間、おばちゃんがすごい勢いで、
ママさんたちに怒鳴ってて、すごい怖かった。

ママさんたちが泣いちゃったあたりで救急車到着。
私がぼーっとしてたせいで赤ちゃん死んじゃう
と思ったらすごく怖かった…。

後日図書館の人に話をきいたら、
赤ちゃんは無事だったそうです。
父は結構なヘビースモーカーだったけど禁煙しました。

「愛のコメント」

お父さんはその事件をきっかけに禁煙したって事?