兄と同じ土地の大学に受かった。父が「防犯上、同じアパートに住んだ方がいい」と言うので空き部屋がないか聞くと「…ゴニョゴニョ」と歯切れが悪い。問いつめると驚愕の事実が!!

私が中学生で兄が高校生の頃、父の転勤で関西に引っ越した。
そうしたら兄が60代以上のおばちゃんにモテモテになった。

若い女性にはモテないんだが、60以上のおばちゃんには必ずと言っていいほど

「いや~オットコマエやね~」

「シュッとした顔してはるわ~こんな男前そうおれへん」

と言われるようになった。ちなみに30~40代には言われない。

兄は生まれ故郷(関東)の大学を受け合格。向こうに戻って

「また普通程度のモテない男になった」

と兄からメールが来た。

2年後、私も故郷の大学に合格。父が

「防犯上、兄と同じアパートに空き部屋があるようならそこに住んだ方が良い」

と言うので兄に

「空き物件ある?」

と打診してみた。

しかし兄は

「防犯云々なら別の所に住んだ方が」

とゴニョゴニョ言う。

「なんで?そこ治安悪いの?」

「土地の治安は悪くないけど環境が…ゴニョゴニョ」

埒があかないので父に替わって、父が兄に

「何かあるのか」

と聞いた。

兄、関西弁を話す70代女性にストーカーされてました。

まず手書きのラブレターをもらったのを皮切りに、手作りお弁当や
果物を毎日のように持ってきて、それを口実に中に入ろうとしたり
歩いていると強引に腕を組んできたり、キスされそうになった事もあるらしい。
その他、ポストに裸の写真が入ってたり、アパートのドアに口紅で
『スキ』とか、相合傘を書かれたり…

警察から女性に何度か注意してもらったけど止まらず、
警察も相手が老人ということで

「危険性はないから…」

と消極的だったそうな。

父「なんでもっと早く言わない!」

兄「心配かけたくなかったし、恥ずかしかった。相手が相手だから友達にも言えなかった」

父の手配で慌てて引っ越しさせ、私もその近くのアパートに入居した。
大学は幸い知られてなかったからその後は平和だった。
兄は今就職して、まだ独身。

関西の60代以上の女性にしか通じないフェロモンがあるとしたら兄はその持ち主なんだと思う。

「愛のコメント」

ちょっと恐い話ですね。