昔の事だけど・・・
当時20歳で結婚前提に付き合ってた彼氏がいたのね。
その人はいつも優しくって、
本当に私を大事にしてくれて、心から信じてた。
でも浮気が発覚した。
彼の家に彼と女の人が一緒に入ってったの。
すぐに追いかけて合鍵で中に入って、
どう言う事か聞いたの。
そしたらいつも優しかった彼が豹変した。
まずお腹10回くらい足で踏みつけられて、
蹲ってる所髪をひっぱられ引きずられながら
「お前と結婚するのはこの人の為だ。
お前の家のお金が好きだった。
だけどもう用なし」と言われた。
どうやら相手が既婚者で結婚出来ないからだったらしい。
詳しくはわからない。
その後はパンチ、蹴り。踏みつけ。彼は笑ってた。
口から血がたくさん吹き出してたが、
相手の女は煙草吸いながら
「ほどほどにしなさいよ～」って言ってた。
絶対泣くまいか、こんなやつに屈するものかと
、殴られても必死に絶えてたけど、
いつも優しく私を抱きしめてくれた
彼の姿が頭に浮かんで涙が溢れた
その後どうやって帰ったかは分からないけど、
すぐに入院。
その時、全身アザだらけで肋骨は折れて歯も折れて、
髪の毛も大量に抜け、顔の形も変形してたらしい。
目が覚めてしばらくは言葉も話せなかった。
しかし彼は病院に来て、
「酔ってた事で覚えてない。本当に愛してる
、責任とって結婚したい」
などと泣きながら謝罪してた。
でもすぐに傷害罪で逮捕された。
直後彼の親もリストラ。家は売却。
今も慰謝料は支払われてる。
歯や輪郭の変形は直せたけど
どうしても消えない傷が顔に残った。
それからですけど、
体が治った後の方がつらかったかな。
外には出られないし、出ても足が震え歩けない。
人間恐怖症だったんだと思う。
それでも心を許せる人はいたよ。
両親と、もう一人は入院中度々お見舞いに来てくれた
幼馴染で1コ年上の敬ちゃん。
敬ちゃんは私を特別扱いする訳でもなく、
同情する訳でもなく普通に接してくれた。
辛いときにひょっこり現れて話しを聞いてくれたり、
どこかに連れ出したり。
あと元彼の浮気相手の制裁にも手伝ってくれた。
それから5年くらいたって、
私が自暴自棄になって荒れてたときに
敬ちゃんにすごく叱られた。
「俺はお前が可哀想だからそばにいるんじゃないぞ」って。
そう言って抱きしめてくれた。
その時もう一度人を信じようって気持ちになれたよ。
そこから交際がはじまって今まで7年の間、
男女の関係にはなってない。
正確にはなろうとしたけどダメだったんかな。
でも敬ちゃんはムリすんなよって言ってくれた。
本当に嬉しかった。今立ち直れたのも、
幸せなのも全部敬ちゃんのおかげだと思う。
それで、来月結婚する事になった。
本当なら22歳の時に結婚するはずだったから10年遅れだね。
今までたくさん迷惑かけた分、
今度は私が彼を支えていきたいと思います。
「愛のコメント」
今度はきっといい結婚ができますよ。