学生恋愛から24歳で結婚。
私は専業主婦をさせてもらった。夫は大企業に
勤めていたし、給料も同世代に比べてかなりよかった。
家事なんかも協力的だったし、お金も任せてくれた。
愛してるとも言ってくれた。満足していたはずだった。
それなのに結婚4年目から不倫を始めた。
大学時代の元彼だった。
半年程で夫にばれた。その場で、土下座されて、
「頼む。浮気だけは辞めてくれ。」
と言われた。その時は
「わかったよ」
と言ったくせに、平気で繰り返した。
というより、やめなかった。
その時には、私からは夜は誘わなくなっていた。
旦那から誘ってきても、
「元彼の方が上手だし、下手くそな人とはしたくない。
気持ち悪いから来ないで」
とそんな嘘までいった。
元彼に躁を立ててたつもりだった。
どこかにいこうと誘われても、拒否した。
気付けば、旦那と家で顔を合わせる事は
ほとんどなくなっていた。
ただ、明らかに精神を病んでいた。
専業主婦なのに、掃除洗濯はおろか、旦那の
食事まで作らず、元彼と連絡したり、元彼の
仕事が終れば毎日のようにあっていた。夫の給料で。
ばれてから、一年たった頃だった。
その頃になると、平気でお泊りまでしていた。
明け方家に帰って、シャワーを浴びようとした。
旦那が首をつっていた。
救急車に連絡した。
リビングのテーブルの上に遺書があった。
ただ遺書とかかれているものと私宛の2通だった。
ただ遺書とかかれている方は、
もっともらしい理由が書かれていた。
私宛の方は、違った。
これは読みおえれば焼いて欲しい。
まず始めに、すまない事をした。俺は君の事が
本当に好きだった。好きでたまらなかった。
本当に愛していた。
俺は君と一生添え遂げようと決めていた。これを
書いている今でも君との結婚は後悔なんてしていない。
作ってくれた食事も本当に美味しいものだったし、
本当に楽しい時間を過ごせた。
ただ、君はそうじゃなかったらしい。俺のつまらない
我儘で君の大切な5年間を潰してしまって申し訳ない。
遺産の整理なども全て終わらせてある。
相思相愛の人とお付き合いして、残りの人生を楽しんで、
俺が奪ってしまった時間を取り戻して欲しい。
ごめんな。
と言った事が書いてあった。
ところどころに涙の後が残っていた。
元彼とは別れた。
本当に莫大な遺産だった。生命保険の加入日は、
結婚する数ヶ月前になっていた。
今では、ずっと旦那が首をつっていた場所に座っている。
本当に取り返しのつかない事をしてしまった。
「愛のコメント」
失ってから大切なものに気づきましたね。
出典:http://nihonjinnanmin.com/archives/68708748.html
http://www.mbok.jp/item/item_472779229.html